Travis Jr. クリエを終えて

5/20・21、Travis Jr.クリエ 全2公演、お疲れ様でした!!
長くなってしまったので、総括はこちらに。
1日目の幕が降りた後、感動とか嬉しさとか安堵とか、色々な感情が一気に押し寄せてきて、席で号泣してしまいました。
上手く表現できないのですが、「生きてるといい事ってあるんだなぁ」としみじみと思った事だけは覚えています。
今までに見た事のない、素晴らしい景色を見せてくれてありがとう。

今まで感じた事のある「このバックかっこいい!」とか「この曲につけて良かった!」とかそういう気持ちとは全く違う、今までに全く味わった事のない気持ちを味わう事ができました。
今回はバック無し、ソロ曲も無くセルフバックも無かったので、いつだって5人全員がメイン、5人全員が主役。
5人がずっとずっと輝いてたし、5人がのびのびと楽しそうに、本当に楽しそうに、ぐいぐい前にきてパフォーマンスをする。
自分の担当がメインのコンサートがこんなに楽しいなんて知らなかった。
Jr.をずっと応援してきて、メインコンサートという新しい世界の扉を開く事ができました。
こんなに楽しいコンサートがあるなんて!

「今できること」だけでなく、「今やりたいこと」を必死でぶつけてきた5人には凄いとしか言い様がありません。
内容・構成に関しては私にとっては非の打ち所がなくて。
自分達の最大の武器であるダンスパフォーマンスを魅せる事に注力した「Crazy Accel」と「Ikujinashi〜back to BACK」で見せ場の山を作り、ミュージカル仕立てのコーナーでは舞台経験を活かしたパフォーマンス、先輩メドレーで自分達のルーツや思いをアピールして、「Troublemaker」の振付講座では自分達で考えた振付でファンと一体となって盛り上がる。
1曲1曲がフルバージョンではなかったですが、次から次へと矢継ぎ早に曲をやっていく構成は最高でした。
とにかく密度濃く歌って踊る。私は他のクリエを全く観覧していないので何とも言えないのですが、Twitter等の情報を見る限りでは、全クリエ公演の中でもトップレベルの曲数ではないかと思います。私はとにかく歌と踊りのパフォーマンスが見たいので、この内容は本当に嬉しかったです。

個人的には、知っている曲ばかりだったのも嬉しかったです*1
誰の選曲なんだろう?街角DEEP BLUE〜サンキュー〜フィーバーとフューチャーの流れがまんま2006〜2007年あたりのJr.公演のラストスパート盛り上げ曲のセトリ*2

Travis Jr.としてのやりたいこと、目指す方向性、世界観、思い…全てが真っ直ぐに炸裂していて、期待の500%上を行く素晴らしい公演でした。
ダンスを主軸としたパフォーマンスを武器にしていくこと、センターを固定せず5人のフォーメーションで魅せていくこと、Jr.歴が決して長くはないながらも様々なコンサート・舞台に出演した経験を活かして自分たちのパフォーマンスに取り入れていくこと…パフォーマンスの方向性が明確に感じられたのが嬉しかったです。
技術的にはまだ未熟な部分はあるのかもしれませんが*3、私には全く気になりませんでした。
Travis Jr.としての思いがダイレクトに伝わってくる公演だったこと、それが一番大事だと思っています。
スキルは後からいくらでもついてくるけど、思いが核になければ意味がないので。

また、5人の描く世界観もとても明確で。「SUMMER TIME」に象徴される様な、とにかく明るくて曇りなくて真っ直ぐで幸せが満ち溢れているハッピーな世界。
5人は圧倒的に陽のオーラを纏っていて、陰りなんて少しもなくて、明るくて力強くてそれでいて茶目っ気もあって。
アイドルとして王道ど真ん中の世界観で、それをてらいなく堂々とやり切れる5人が頼もしい。
今回の公演の感想を書くにあたり、「真っ直ぐ」というフレーズを多用しているのですが、とにかく真っ直ぐで前向きな5人の直線的なパワーに圧倒されました。5人から放たれる明るさが本当に眩しくて。
5人を見ていると背中を押されるし、前向きになれるし、ちょっとだけ自分も強くなれる気がする。
5人の作り出す世界をもっともっと見てみたいです。

上手く言葉にできるか自信がなくて書くべきか随分迷ったのですが、Travis Jr.という「ユニット」についての今の気持ちを残しておこうと思います。

ちょうど1年前、顕嵐くんのファンになったばかりの頃、「ユニット」についてこんな文章を書いた事がありました。
http://theinterviews.jp/romance_/4088882
もっともらしい事を書いていて勿論こう思えれば理想だけど、正直な所、今まではずっとユニットはただの箱だと思っていました。
たまたま集められたただの箱、だけど箱に入る事でチャンスが増えたりする。
でも他にもっといい箱があれば飛び移ればいいと思うし、箱がなくたって輝ける人もいる。
でもいい箱に入っていれば、本人の能力以上の場所に行ける事もある。そんな箱。
担当が良いポジションに行く為、デビューする為に最大限に活用できる手段。
ユニットとはそういうものだと、ここ数年はずっと思っていました。

私はデビュー前のカツンが大好きでした。
6人のやりたいパフォーマンス、作り出す世界観がとても明確で、強いメッセージがあったから。
ひたすらやりたい事だけをパフォーマンスして、その世界観に応えるようにオリジナルの楽曲ができて、ファンも盛り上がって…、求められてる事をやるのではなく、彼等の表現欲求に周囲が巻き込まれていく様がたまらなく痛快だったから。
それは6人でしか作れないもので、6人が集まる事で何倍も輝きを増す。
ただの箱じゃない、6人で居る事の意味を痛烈に感じる事のできるユニットだったから。

私は「ユニット」となると当時のカツンにずっととらわれていて、それを超えるものはもう一生自分の中で現れる事はないだろうから、ここ数年はユニットには夢を見ない様に入れ込まない様に、わざと考えていた節がありました。
担当がユニットにこだわるなら私もそれは応援したいしこだわりたい、というスタンス。
顕嵐くんはユニットに限らず、ポジションや状況にいい意味で全くこだわりの無い人だと思うので*4、私自身もユニットに対しては特に思い入れる事もなく、この1年間はフラットに顕嵐くんを応援してきました。
どんな場所にいても顕嵐くんは輝ける人なので。

でも今回の公演を見て、Travis Jr.5人のパフォーマンスの素晴らしさ、作り出す世界の強さを目の当たりにして、「5人で居る事の意味」を痛烈に感じました。
これはただの箱なんかじゃない。5人にはただの箱をぶち破って、素晴らしい世界に変える力がある。
5人が見せてくれる景色は想像以上の絶景で、5人ならばどこへでも行けるし、何にだってなれる気がする。
担当がどう思っているかなんて最早どうでも良くて、とにかく私はこの5人に夢を見たし、可能性に賭けたい。私がどこまでもこのユニットにこだわりたい。
そう思いました。

Travis Jr.の5人でクリエをやれるなんてラッキーだし奇跡かもしれない」そうずっと思っていたけど、これをただのラッキーで終わらせたくないと今は切実に願っています。
奇跡かもしれないけど、それならば何回でも奇跡を起こせばいい。
与えられたチャンスを最高のパフォーマンスで返した彼等だから、次の奇跡もきっと起こしてくれると信じています。

とても個人的な事ですが、1年前の5/18にクリエで「back to BACK」を踊る顕嵐くんを初めて見て、5/20にその日演目に加わった「Shelter」と見て、顕嵐くんを応援しようと決めました。
1年後、単独クリエのステージでパフォーマンスする顕嵐くんを見る事ができて、本当に幸せです。
顕嵐くん自身は単独公演という所に必要以上の気負いもなく、楽しんでパフォーマンスしていた印象です。
どんな時も顕嵐くんはぶれなくて強いと改めて感じました。
堂々と力強くクリエのセンターに立つ顕嵐くんは、最高にかっこいい。
毎回かっこいいかっこいいしか言えなくて、それ以外に顕嵐くんの魅力を表現する言葉を持てないのがもどかしいです。顕嵐くんのパフォーマンスはハッピーを振り撒いていて、触れるだけで魔法の様に幸せな気持ちになる。顕嵐くんに付いて来て本当に良かったです!!

Travis Jr.、単独クリエお疲れ様でした!
次はプレゾン。2年目の青山、更に進化した顕嵐くんが見れる事を期待しています!

*1:2010〜2012年頭くらいまでは全く少クラを見ていなかったのでその頃の楽曲は全く分からないし、デビュー組の楽曲も知っているものが偏っているので

*2:06大冒険、運動会、07あけおめ、大冒険、Jr.コン辺りは毎回ラストこんな感じだった記憶

*3:顕嵐くんで言うと歌の歌詞がうろ覚えだったりとか…。「少年たち」の時も決して長くはないフレーズなのに歌詞が入るまで時間が掛かったのでそのあたりはスロースターターなのかなと思います。ダンスの振りもそうだし

*4:顕嵐くんのこういう超然とした凛とした姿勢が私は大好きです。人としてとても憧れています